ヒッチコック様の、「裏窓」。 2

こんにちは、前回の続きです。
隣の写真が、高感度撮影した物です。

 

ねっ、前回掲載した高感度でない、

普通の写真の方が、全然いいでしょう?

 

まぁ、今回は光の反射がなかったので、

比較的、いい写真だったとは思いますが、

………(笑)

 

さて、それでは、やっと本題に………。

 

今回、紹介する作品は、「裏窓」(1954)です。 今回の主演女優も、前回と同じ、

グレース・ケリー。 絶世の美女と言っても差支えないでしょう。(笑)

 

そして、男優は、………

「ダイヤルMを廻せ!」でトニー役を演じた、

レイ・ミランド、………とよく似た、………ジェームズ・スチュアートです。(笑)

 

何と言いましょうか、この映画には、僕にとって、根本的な所で、非常に不自然な事が

ありまして、それは何かと言いますと、40代位のしがない中年男が、

(劇の中で)20そこそこの、絶世の美女に求婚されて、かなり渋ついている所です。

 

ちょっと、考えにくい設定ですが、当時のアメリカ映画は、これで良かったんですかね。

まぁ、恐らく、観客の多くは、立派な成人男性が殆どでしょうからね、

その、観客の欲求を満足させる事が、製作会社の務めですからね、………

その要望に合わせて、………必然の成り行きでしょうかね………。(笑)

 

あんな、冴えない中年オヤジに、あんな美しい人が求婚するんだから、

じゃあ、俺だって、………と観客の自尊心や欲求をくすぐり、それを満たして

あげているんでしょうなぁ。

阿漕とも、誠実とも、どちらともとれますねぇ………。(笑)

 

この映画は、主人公のジェフリーズ(ジェームズ・スチュアート)が、

事故で足を骨折し、アパートの部屋の中で、一人暇を持て余している内に、

向い側のアパートの人達の生活を、双眼鏡や望遠鏡などで、覗き見している内に、

徐々に事件に巻き込まれていく、といった設定なのですが、

実は、僕にも似たような経験がありまして、それを思い出し、冷や汗ものでした。(笑)

 

いや、もう、30年以上昔の、高校時代の事なんですけど、千葉に住んでいた時に、

ガラガラの抽選くじで当てた小さめの双眼鏡を持っていまして、何気なく、

その双眼鏡で、近くの、ある家の中を覗いていたんですが、何回か繰り返している内に、

それが、家の中の住人に見つかってしまったらしく、

その家の窓の雨戸を閉められてしまったんです。(笑)

 

いえね、覗いて見えたのは、キッチンでして、他愛の無い、一家団欒の食事風景だけ

だったんですがね………。それ以上の物は、何も見ていないのですが………。

 

いや~~、子供時代は、思慮分別がなく短絡、好奇心旺盛なものでして、

今、思い出してみれば、まずい事をしたな~~、と思いますよ。

 

で、この映画を観る度に、その事は必ず思い出しますからね、………

いや、ホント、悪い事は絶対にするもんじゃありませんよ。(笑)

 

 

                   今は、善良なる一市民の、カツ丼小僧