漫画の世界でも、パラレル・ワールド。(笑)

今、Youtubeで、ルパン三世アニメの、オープニング・ソングを聴いていて

思い出したんで、また、ここで一言、パラレル・ワールド(多元宇宙)について、

述べたいと思います。

 

パラレル・ワールドと言うのは、SF用語で、我々の住んでいる、この世界、

(宇宙の中の地球、そして人間、という設定)と、非常に似ているが、

少し違った世界が、無数にあって、他の場所に存在しているという事ですが、

 

僕は以前から、それはSF世界ではなく、この現実世界の事なんだよ、と言ってきました。

そして、実はそれは、我々のいる三次元の世界ではなく、

漫画の二次元の世界にも存在しているのです。

 

一番わかりやすい例が、アニメの「ルパン三世」です。

「仮面ライダー」のように、1号、2号の世界と、V3と、アマゾン、ブラック、

では、ヒーロー(主人公)自体が違うし、敵役も、まったく違うので、

それぞれのシリーズが、まったく別の世界だという事が、ハッキリと分かりますが、

 

「ルパン三世」の場合、ルパン三世、峰不二子、次元大介、と、いつも

主人公や登場人物が同じ場合、そのルパン三世アニメが、例えば、

ファースト・シリーズ、 セカンド・シリーズ、 サード・シリーズ、

果ては、劇場版の映画、「複製クローン人間」だとか、「カリオストロの城」に

登場するルパン三世や峰不二子を、

我々はまったくの同一人物と思っているじゃありませんか。

 

でも、僕に言わせれば、これこそが、二次元版パラレル・ワールドなんです。

つまり、どのシリーズも、どのアニメ映画も、まったく違った世界の事で、

ルパン三世も、峰不二子も、石川五ェ門も、それぞれ違った人物なのです。

 

人物の格好や、顔、背景など、皆、微妙に、というか、

まったく違っているじゃないですか。

それなのに、我々は、全てを、一緒くたにして、

同じ、ルパン三世や、峰不二子と、思っているのです。

 

パラレル・ワールド(多元宇宙)とは、こういう事なんです。