カツ丼小僧のミステリアス・ゾーン2 17

皆さん、こんにちは。 今回は、死ぬ間際と言いますか、死ぬ少し前の話をします。(笑)

 

皆さんだって、「死」については、幾らかは考えた事があると思います。

僕は年中ですが………。(笑)

 

子供の頃は(小学生の終わり頃か、中学生になったばかりか、そのあたり)

自分の両親がいつかは死んでしまうのだ、という事ばかり考えるようになり、

怖くて悲しくてたまらず、一人、布団の中にくるまって、ぶるぶるガタガタ

震えていたような時期もありました。

 

今はもう、自分自身、「死」に対する怯えという物は殆どありません。

僕の場合、「生まれ変わり」という物を信じているので、

死ぬ事自体には、何の恐れもありません。ただ、死ぬ間際に病気などで苦しんだり、

痛い思いをしたりで、長引いて死ぬのは嫌です。

苦しみも殆どなく、あっさり死ねればいいのですが、

こればっかりは、どうなるかなんて、僕にも見当がつきません。

 

本質的に僕は臆病な人間なのですが、「死」について、今まで色々考え過ぎたので、

かなり客観的に「死」という物を見つめる事が出来るようになったんです。

 

実際よく出来ているもので、「死」の間際になって死ぬ事が怖くて怖くてたまらず、

泣き叫びながら死んで行く、などと言う人は、あまりいないのではないかと思います。

 

で、僕もその事について色々と考えてみたんですが、

やはり、人間、死ぬ間際というのは、心も体も「死」を迎え入れられるモード(状態)に

入っているんじゃないかと思うんですよ。

 

年をとって、心身衰弱していて、自分はもう、この世に未練はない、死んでこの世から

消えていっても構わない。 心の中でそううっすら思いながら死んで行くんじゃないかってね。

 

不治の病に侵され、数年もの長い間、病院のベッドの上で苦しんでいて、

「俺、もういいや、いつまでもこんな苦しい状態にいるのなら死んだ方がましだ。」

と思えるように、うまく神が取りはからっているように思うんです。

 

それと、ちょっと不謹慎な言い方で、人によっては怒らせちゃうかもしれないんですが、

事故だとか災害などで、一瞬の内に命を絶ってしまう人がいるじゃないですか、

あれって僕、凄い幸運だとも思うんですよ。

 

いえいえ、ブラック・ジョークなどではありませんよ。

だって、殆ど苦しまないで、この世から消える事が出来たんですから。

 

まぁ、こういった考えは僕が「生まれ変わり」や「来世」という物を、

もう、当たり前のように信じていればこその物なんですけどね。

 

もし「来世」という物があって、同じ時間帯に死ぬ事が決まっているのなら、

苦しまないで死んで行く方が、よっぽど幸運だと思いますがねぇ………。