え~~、好評を頂いております、ミステリアス・ゾーン、まだまだ続きます。(笑)
少し前に「人間、足る事を知ってはならない、己の欲望をとことん追求しろ。」
という話をしましたが、今回はそれに付随した話です。
(すいません、僕は、このブログに関して言えば、その回、その回、
行き当たりばったり、思い付きで書いていて、順番とか、構成とか、殆どありません。
いい加減ですが、何が出て来るのかわからない、
抽選箱のガラガラのような楽しさもあると思います。)
以前、テレビを観ていて、放送作家であり、AKB48のプロデューサーでもある、
秋元康さんが、何かのトーク番組で、
「目の前にコップがあって、その中に、幾らかの水が入っている。
この水に対して、「もう、これしかない、」と思うのか、
それとも、「まだ、これだけの水がある、」と思えるのかが、人間の相違だ。」
というような事を言っていましたが、
恐らく、殆どの方が、その考えに賛同するのでしょうが、
ひねた性格の僕としては、その考えに幾らかの疑問を呈します。
まぁ、このブログを今まで、丹念に読み続けて来てくれた皆さんは、
僕が何を言おうとしているのか、大体の所は、察しがつくと思います。(笑)
そうです、「これだけの水」がある、と思うような人間だからこそ、
逆に言えば、それだけの水しかないのです。
逆に、「これしか水がない、もう、これしか水がないんだ、」と、焦っている人には、
そこに緊張感が芽生えますから、即座に
「何とかしなくちゃいけない、何とか水を増やしてくれ。」と神に願うようになり、
いずれは(すぐにでも)、コップの中の水が満杯になってくるのです。
プラス思考、マイナス思考などと、よく人間をふるいに掛けますが、そうではなく、
ただの、ノー天気な楽観思考ではダメだ、という事を僕は言いたいのです。
プラス思考、プラス思考、とは言っても、その根底には大きなマイナス思考があって、
そのマイナス思考が、何度も何度も、拡散、収縮、膨張を繰り返し、
ありとあらゆる試行錯誤を経ながら、形成されていき、
そのプラス思考を、より強固で力強いものに仕立て上げて行くのです。
まぁ、この「コップの水」の話は、若干、僕の言ってる事と、ニュアンス的に
違うのかもしれませんが、やはり人間は常に緊張感や焦りを持って生きねばなりません。
え? それでもあなたは、秋元さんの考え方を取りますか?
う~~~ん、
それじゃぁ、僕は、ただの悲観主義者って事になるんですかねぇ………。(笑)