この「ミステリアス・ゾーン」に入る、ひとつ前の項目で、
「人間、足る事を知ってはなりません。(笑)」というのがありましたが、
そこで、幾らか書き落とした事がありましたので、ちょっと言及します。
僕のように、欲深な人間の目から見ると、周りの人間の殆ど全ての人達が
驚く程、無欲淡泊で律儀な性格で、慎ましやかです。
中には、ほんの数万ぐらいの金を盗んで、警察に捕まり、
一生を台無しにしてしまう人もいます。
僕からしてみれば、随分とセコイ話で、あまりにも気の毒なのですが、
もし、本人が、まったくお金に恵まれていない星の下に生まれていたのなら、
こうなってしまうのも致し方ない事なのかもしれません。
そうです、窃盗だとか、詐欺だとか言ってみた所で、本人が、最初から
お金を十分に持っていたら、そんな犯罪に手を染める事はなかったのです。
実は、目先のちょっとしたお金などに惑わされて、罪を犯し、警察に捕まり、
一生を棒に振ってしまう人間というのは、本来、欲の無い人間である事が殆どです。
人間、お金がなくなって、就職先もなく、切羽詰って、どうしようもない状態に陥ったら、
強盗や殺人を犯してまで、食料を手に入れようとしても不思議ではありません。
ですから、犯罪を犯した、というだけでその人間が本当に悪い性質を持ち合わせて
いたのかという事の判断は、中々難しいと思います。
(まぁ、中には安直に犯罪に手を染めてしまう輩もいますが。)
僕もこのブログで何度か言ってきましたが、
法律なんて物は、善悪を計る価値基準には一切なりません。
ただ、この世の秩序を保つために存在しているだけです。
土台、法律なんて、その国や時代によって、まったく違ってくる訳ですから、
真実とは、かなり遠い所にあると思います。
法律の合間をかいくぐって罪にならない悪事をしきりに画策している人や、
法律のくだらない、枝葉末節に執拗にこだわって、必死に議論を闘わしている、
裁判所や弁護士など、僕からすれば何ともバカバカしく滑稽でなりません。
「物の本質や真理は、そんな所にあるんじゃないんだ ! !」
と、大声で叫んでやりたくもなりますが、
それでも、やはり、この世の建前、秩序という物は保たれなければなりませんので、
この事に、あまり突っ込んでもしょうがないのかもしれません。
僕の悪い癖で、また話が大きく脱線してしまいました。
この続きは、また次回に持越しという事で………。(笑)